DIY・ハンドメイドのアイデア共有!!
記事の題名をみて驚いた方もいらっしゃると思います。
日本の家は、照明を明るくし過ぎていると言われているのをご存知でしたか?
照明の明るさや色、配置とかはあまり意識したことがないというご家庭も多いのではないでしょうか。
また、海外の照明は部屋を構成するインテリアの一部として捉えられており、そのデザインも優れています。
“照明”は、海外と日本の住宅の1番大きく異なる点と言っても過言ではないのです。
ここで、照明の基本的な効果について解説します。
電球が切れてしまい、交換したらイメージしていたものと違ったなんてご経験はありませんか?
照明には色や明るさの種類によってそれぞれの効果があり、過ごす部屋や昼夜に合わせて使い分けることがポイントなのです。
明るさひとつで昼間の作業の効率がUPしたり、夜にリラックスできるなどの身体への影響も変わってきます。
まずは下記の2枚の写真を見てください。
いかがですか?
電球の光の色が、白色とオレンジ色とでは2枚の写真から受ける印象が全然違うものになりますよね。
照明の色が違うだけでも、これだけお部屋の印象がガラリと変わるということなのです。
照明は大きく分けて3種類の光の色があります。
Ⅰ、昼白色・・・青みがかった白色
Ⅱ、昼光色・・・白色
Ⅲ、電球色・・・オレンジ色
光の強さで言うと、[昼白色>昼光色>電球色]となります。
当然ながら光が強いとは脳に刺激を与え興奮させる効果があります。
ほとんどの企業のオフィスは昼白色(又は昼光色)を採用していますよね。
これは、朝のような強い光で脳を活性化させ、集中力を高めさせるためなのです。
反対に、オレンジ色のような暖かみを感じさせる電球色は脳をリラックスさせる効果があるため、夜間や就寝前に適しています。
あなたのご自宅の電球は、光の色や強さによる効果を使い分けられていますか?
欧米では、住宅デザインに白色系の光はほとんど取り入れられておりません。
日本でもオレンジ色の電球色の光を取り入れることがオススメですよ。
家族でくつろぐリビングや居間は、電球色を取り入れれば仕事で疲れて帰ってきたお父さんの疲れも癒えるでしょう。
夜は少し暗めの光の方がリラックス効果も高いことは科学的にも証明されています。
書斎や子供部屋には昼白色の電球を使って、集中力を高めるようにしましょう。
お子様の学校のテストの点数も上がるかもしれません!?
海外の映画やドラマを観ていて、お洒落な部屋だな~っと思ったりすることはありませんか。
単純にインテリアがカッコ良いという事もあると思いますが、きっと照明の色や明るさによる効果もあるはずです。
やはり日本と比べると部屋全体が暗いことも特徴で、なんとなく雰囲気があるお部屋だと感じることも要因の一つです。
なぜ日本の住宅と明るさの差がでるかというと、直接照明と間接照明の違いによるものなのです。
日本の住宅は、部屋の真ん中に天井から大きな蛍光灯や電球を配置することで、部屋全体を照らすことが一般的です。
これが、直接照明というもので、照らしたい場所(物)に直接的に光を当てています。当然ながら部屋は明るくなりますよね。
反対に、間接照明とは直接的に光を当てずに壁や天井などの反射を利用して部屋を照らすことです。
直接的に照明が当たらないので部屋が明るくなりすぎず、光が柔らかくなってムードがでてくるということになります。
欧米では、間接照明を取り入れることによって、明るさが必要な場所のみを照らしています。
だから見ていてなんとなくお洒落だなと感じるのですね。
インテリアとして間接照明を取り入れ、雰囲気があってくつろげる空間を演出しましょう。
日本でも最近、間接照明という言葉を聞くようになりましたが、まだまだ普及するのはこれからのようです。
この記事を読んで下さっているあなたも、電球と言えば蛍光灯の白色と答える方も多いのではないでしょうか。
事実、日本ではすごく明るい昼白色を取り入れているご家庭も多いです。(最近は変わってきましたが。)
光の効果を知って、照明を上手に使い分けることができれば、家族の健康も増進し毎日の暮らしがより豊かになることでしょう。
また、インテリアとしての照明をDIYで自作してみるのも良いですよね。
是非、ご自宅の照明にこだわってみてはいかがでしょうか。